m.m.d.の選んだ「瀬戸焼」という産地
m.m.d.のオリジナルアイテムは、愛知県瀬戸市で製作されている「瀬戸焼」のものが中心です。
瀬戸市は1300年もの歴史をもつ焼きものの町。伝統で培われた確かな技術・ものづくりに対する熱い思いをもつ窯元や工房と協業しながらものづくりを行っています。
みなさんは「せともの」という言葉を耳にしたことがありますか?
これは、私たちの暮らしに深く根付いた陶磁器を指す言葉です。この「せともの」、実は愛知県瀬戸市で生まれた「瀬戸焼」から来ているんです。
瀬戸焼のはじまりと「せともの」の由来
瀬戸焼の歴史は、今から1000年以上前の平安時代末期まで遡ります。
当時、焼き物は素朴なものが多かったのですが、瀬戸では中国の技術を学んだ職人たちが釉薬(ゆうやく)を使った器を作り始めました。
この釉薬を使うことで、器にツヤが出て、手触りも滑らかになり、たちまち多くの人に喜ばれるようになりました。
特に鎌倉時代には、瀬戸焼の器が全国に広まり、「瀬戸で作られたもの」という意味で「せともの」と呼ばれるようになったんです。やがて、この言葉は陶磁器全般を指すようになりました。
日々の生活に寄り添う焼き物が「せともの」として親しまれるようになった背景には、瀬戸焼の確かな技術と多様性があったからこそだと言えるでしょう。
瀬戸焼の魅力って?
瀬戸焼の最大の特徴は、その「多様さ」です。
さまざまな形、色、質感の焼き物が作られているので、どんな場面にもぴったりの器が見つかります。また、実用品としての使いやすさと美しいデザインが見事に調和しているところも魅力の一つです。
色とりどりの釉薬
瀬戸焼では、緑、白、青、茶色など、さまざまな釉薬が使われています。
例えば、深い青色が美しい「瑠璃釉」や、温かみのある茶色を出す「鉄釉」など、それぞれに独特の風合いがあります。これらの色は、見る人の心を和ませ、使う人の日常に彩りを与えてくれます。
実用的で親しみやすい
瀬戸焼は軽くて丈夫なため、日常使いにぴったりです。
ご飯茶碗やマグカップなど、どんな料理や飲み物にも自然と馴染むデザインが多く揃っています。そのため、瀬戸焼の器を一つ手に取るだけで、毎日の暮らしがちょっと特別なものになるんです。
瀬戸焼とともに歩む暮らし
瀬戸焼の器を使うと、ただの食事が少し豊かに感じられることがあります。
たとえば、いつものご飯が、手触りの良いお茶碗に入っていると、心まで温かくなりませんか?
お気に入りの器は、そんな「日常の中の小さな幸せ」を運んでくれる存在なんです。
また、瀬戸市では毎年9月に「せともの祭り」が開催されています。
m.m.d.も過去に何度も出店させていただいています。
このお祭りでは、たくさんの焼き物が並び、職人さんと直接話をしながらお気に入りの器を見つけることができます。街全体が焼き物の魅力で溢れる特別な時間です。
あなたも瀬戸焼を生活に取り入れてみませんか?
瀬戸焼は職人さんたちの想いと、1000年にわたる歴史が込められています。
お気に入りの瀬戸焼を一つ見つけると、その器を使うたびに心がほっとするような、そんな特別な感覚を味わうことができます。
もし興味が湧いたら、ぜひ瀬戸市やm.m.d.を訪れてみてください。
そして、自分だけの「せともの」を見つけてみてくださいね。
それがどんな形でも、m.m.d.が提案する「ほんの少しの非日常」が、お店や商品を通して、みなさまの大切な毎日を彩ることができますように。