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【make my photoができるまで】第3回 製作編

9月上旬より始まる予定の「make my photo」クラウドファンディングプロジェクト。

「make my photo」は、スマホで撮影した写真を陶器にプリントして額装するサービスです。
思い出の写真を、紙やキャンバスでは表現できない特別感あふれる仕上がりでお届けします。

\ティザーサイトはこちら/

今回の投稿では、前回の開発編の続きとして、「make my photoができるまで 製作編」をお届けしたいと思います。

風合いを出すのに苦労した陶器のキャンバス

make my photoの最大の特徴は「陶土の風合いをいい感じに残した陶器のキャンバス」です。
水で溶かした陶土を、焼きあがったプレーンな陶板に刷毛で塗布し、もう一度焼成しています。
刷毛で塗り重ねる工程は、ひとつひとつ手作業で行っているので、できあがった陶板は、少しだけ表面の風合いが異なります。 自然の素材を活かした陶器に人の手を加えるからこそ出せる質感を楽しめます。

筆遣いや水で溶かす割合によって風合いがかなり変わるので、陶土の風合いをしっかり感じられながらも、主張が激しくないか、フォトフレームとテイストが合うか、ざっくりいえば、どうしたらいい感じになるのかを窯元さんとたくさん話し合いました。

以下はサンプル製作時の窯元さんとのやりとりの一部です。

「こんな感じの筆遣いはどうでしょう?かなり風合いが出ます」
「いいですね!でも、もしこの塗りが重なった部分に人の顔が重なってしまったら…」
「では、もう少し陶土を水で薄めてみますね、、」


ここで「いいですね!」となっても焼き上がったときに同じような仕上がりになるとは限らないのが難しいところです。

刷毛で塗っては焼き、塗っては焼き…を繰り返し、その次は、焼いたものにうまく印刷が乗るのか…というところを検証し、たくさんの試作を経て完成品にたどり着きました。
(焼き上がりは素敵なのに、印刷すると写真に負けて陶器の風合いがまったくわからない!というところに一番苦しめられました…。)

会津桐工芸のフォトフレーム

「会津桐工芸のフォトフレーム」もプロダクトのポイントのひとつです。明るい色合いの「ナチュラル」と、シックな色合いの「ダーク」の2色展開にしました。

当店の漆椀吸物椀にも関わっていただいている、漆器のプロフェッショナルにもご協力いただき、ラフスケッチを作成。
素材には、壁掛けにも耐えうるよう、軽量かつ丈夫「桐」を選びました。
ラフの段階でとても良いものができそうな予感にワクワク。

プロフェッショナルのおふたりと弊社代表

しかし、メーカーに、ラフとともにサンプルの製作をお願いしてから数ヶ月、進捗がなにもわからない状況が続き…
「大丈夫なのかな?」と心配しはじめたころに、ようやくサンプルが到着。届いたサンプルは、スタッフみんなで「これは…!」となるほどに、ラフと寸分違わぬ素晴らしいものでした。

こうしてたくさんの方のご協力のもと、プロダクトを少しずつ固めていきました。
実際にお客さまにどのようにお使いいただけるのか、使った上でどう感じていただけるのかはまだ未知数なだけに、ドキドキしながら準備を進める毎日です。
お客さまからどんな写真が届くのだろう、その背景にはどんなストーリーがあるのだろう…とまだスタートを切ってもないのにあれこれ考えてワクワクしています。

少しでも興味をお持ちの方はぜひ最新情報をお届けしている「make my photo」公式LINEにご登録いただけたら嬉しいです◎
次回の更新もお楽しみに!