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【make my photoができるまで】第2回 開発編

8月末より始まる予定の「make my photo」クラウドファンディングプロジェクト。

「make my photo」は、スマホで撮影した写真を陶器にプリントして額装するサービスです。
思い出の写真を、紙やキャンバスでは表現できない特別感あふれる仕上がりでお届けします。

\ティザーサイトはこちら/

今回の投稿では、「make my photoができるまで」と称した開発秘話をお届けいたします。

きっかけはアーティストさんとのコラボでした
「make my photo」の構想が生まれたのは、アーティスト・イケガミヨリユキさんの複製原画「春うらら | Art Potteryシリーズ」の商品開発がきっかけでした。

コラボ第一弾として発表したコラボ食器が大好評で、第二弾を・・・と考えたときに、スタッフよりイケガミさんの魅力である、繊細なタッチや遊び心あふれる細かな書き込みをもっと忠実に再現できたら、という声が上がりました。

食器に緻密なプリントをするにはコストの面で難しかったため、せっかくなら今までにない陶器アイテムを製作しようと、耐久性の高い陶器をキャンバスに見立てて、色褪せないアート「Art Pottery」シリーズの開発がはじまりました。

幸いにも高精度なプリントが得意な印刷会社「昭和写真工業」さんとの出会いもあり、イケガミさんにもすばらしい書き下ろしをご提供いただき、陶器にプリントされた複製原画として販売を開始し、大変ご好評をいただきました。

「Art Pottery」では、イケガミさんのタッチを忠実に再現するため、陶器の風合いや味のようなものは削ぎ落とす必要がありました。
高精度な印刷技術と陶器の風合いを両立することで、食器店としてもっともっと新しいバリューが出せるのではないかと考え、今回の「make my photo」の開発が始まりました。

真っ白なキャンバスに、さあ何を印刷しよう?

スマホで簡単に写真を撮影できる時代。アプリなどでフィルターを使用したり、コメントを入れて友人や家族に共有するのも楽しみのひとつですよね。

アートとは違い、写真は、「目で見た景色を忠実に映し出すこと」だけが価値ではないと思います。
フィルターを選ぶ時間やコメントを書き出す時間、まわりの人に共有する時間も一枚の写真の尊さを押し上げる要因のひとつです。

今と写真の楽しみ方が大きく異なる、昔を少し振り返りましょう。

まず、撮影できる枚数が決まっていたりして、写真撮影も今と比べるととても慎重に行なっていたはず。特別なイベントや、家族の集まりなどでカメラを持ち出し、大切な瞬間を捉えることが楽しみでした。

写真館で現像した写真に、手書きのキャプションやメモを添えたり、アルバムに名前をつけたり、思い出を振り返る楽しみを味わっていました。

そんなふうに手間をかけて思い出を残し、振り返ることも、かつては写真の持つ楽しみのひとつだったはず。

スマートフォンで写真が簡単に保存できるこの時代で、あえて写真を残して飾ることは、「残そう」と決めた意志までもがくっきりと浮かび上がります。

「make my photo」では、昭和写真工業さんにも最大限のアドバイスをいただきながら、陶器の風合いを可能な限り残しています。
マットな質感なので、表面が変にテカることはありませんが、角度や光の差し方によって表情を変えます。

陶器の風合いは、さりげなくも不思議な引力があるなあ、とは思っていたのですが、飾ったときに遠くから見てもそんな存在感があるんだ、と気づけたのは嬉しい発見でした。

天然木のフレームにもこだわり、プロダクト自体はインテリアにすっと馴染むようなシンプルさを大切にしています。それでも、ふと目にした瞬間に「あっ」と思っていただけるような、みなさまにとってそんな存在になれば嬉しいです。

製作がはじまるまでのお話が長くなってしまったので、製作がはじまってからの紆余曲折はまたご投稿できたらと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
次のご投稿もお楽しみに!

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