瀬戸焼ブランド「m.m.d.」が手がける
装いを彩る焼きものアクセサリー
四角や丸など幾何学模様をモチーフにした、m.m.d. オリジナルアクセサリー「object line」です。
なじみのあるシンプルなかたちだからこそ、焼きものならではの表情が際立ちます。
ミニマムなデザインを楽しめる単体のものはもちろん、いろいろな形を組み合わせて新鮮な印象を楽しめるものも用意しました。
色むらや表面の小さな凹凸は、光があたったり影がさすことで印象を変えます。シンプルながら飽きのこないデザインが、装いを彩ってくれます。
手仕事が生む、世界でひとつの装身具
陶土を切り出して成形してから、焼成、釉薬掛け、二度目の焼成を経て出来上がる小さな焼きもの。強度確保のため、最初の焼成のみ窯元に協力をお願いしていますが、瀬戸の土を使用した成形、釉薬掛け、二度目の焼成が自社でひとつひとつ手作業で行われています。
特に釉薬は、焼成時にガラリと印象を変えるので、豊富な知識を持つ窯元にアドバイスをいただきながら、目指す色に向けて試行錯誤を繰り返しています。
食器ではB品としてはねられてしまう場合もある、色むらやざらっとした手触りを生かしたくて、あえて均一ではない仕上がりを目指しました。
世界にひとつしかない、手仕事が生む質感をぜひお楽しみください。
コンセプトは「セトえる」
聞き馴染みのない「セトえる」という言葉には、3つの意味が込められています。01.
瀬戸焼のジュエル
ひとつめは、瀬戸焼のジュエル。二度目の焼成を終え、熱が冷めるまで棚板の上で均一に並べられた小さな焼きものたちは、 まるで宝石のようなキラキラとしたたたずまい。豊かな表情で、みなさまの毎日を彩る未来を今か今かと待ちわびています。
02.
瀬戸焼でしつらえる
ふたつめは、瀬戸焼でしつらえる。しつらえるという言葉には「飾りつける」という意味があります。 マットとつやの間のような上品な質感は、どんな年齢の肌にもすんなりなじんでくれます。「m.m.d.」の瀬戸焼アクセサリーで、装いをしつらえるお手伝いができたら嬉しいです。
03.
瀬戸焼を支える
みっつめは、瀬戸焼を支える。瀬戸焼のオリジナル食器を販売してきた「m.m.d.」として、伝統工業である瀬戸焼を後世に伝えていくことが使命だと感じています。
食器ではなくアクセサリーというプロダクトを通じて、またちがった角度で瀬戸焼を伝えていくことができたら、という思いを込めて、売り上げの一部は、瀬戸焼の発展のために役立てられるよう「品野陶磁器工業協同組合」に寄付します。
▼m.m.d.オリジナルギフトボックスの製作の様子はこちらから
瀬戸焼とm.m.d.
ここまで読み進めてくださったみなさまに、少しだけ瀬戸焼と私たちのお店の話をさせてください。瀬戸焼は、「せともの」の愛称でも親しまれ、日本六古窯にも数えられる伝統的な工芸品です。
私たちは2013年より産地の窯元に支えられながら瀬戸焼のオリジナル食器を販売してきました。8年前、代表自ら描いたスケッチを手に、熱意のみで飛び込んだにもかかわらず、訪問先の窯元の代表は長年使わずに積み上げられた器の型の中からイメージに近い型を探し出し、サンプル作りに着手してくださいました。
スケッチをお見せしたあの日から8年間、産地と密な連携を測りながら、産地協働ブランドとして生産者に誇りを持ってもらえるようなブランドづくりを心がけてきました。
実は、瀬戸が焼きものの産地として栄えていたのは50〜60年前のこと。ピーク時から今もなお衰退を続ける瀬戸ですが、職人たちの熱い思いや伝統ある技術に変わりはありません。自社で製作をはじめたこの焼きもののアクセサリーも、8年間一緒に走り続けてくれた窯元さんたちがいたからこそ完成させることができたもの。このプロダクトを通して、伝統工芸「瀬戸焼」を後世に繋げるお手伝いができたら嬉しいです。